平成28年度 第96回全国大会栃木県予選
10月29日(土)13:30白鴎大学ラグビー場に於いて
佐野松桜高等学校と対戦いたしましたのでご報告いたします。
父母会集計の為、公式記録と差異がある場合がありますので
お許しください。
本校 対 佐野松桜高
(30分ハーフ)
前半   59 対 0
後半   64 対 0
合計  123 対 0

3年生最後の公式戦が始まった・・・
今年のチームをどのように評すれば良いのであろうか・・・
新チームになり、どの代よりも強くなりたいと願ったチームといえるだろう
朝は、自分達で個々が自発的に早起きし軽い走り込みやストレッチをし
沢山の食事をとれるように直向きな努力が出きるチームとなった。
人が見ていようがいまいが変わらぬ努力を惜しまぬ集団となった。
精神面で言えば、どこに出しても恥ずかしくない者たちの集団である。

藤掛三男監督が佐野日大ラグビー部を指導され6年の歳月が流れる。
ある日我が子に意味もなく聞く
歴代「最高のキッカーって誰だろうね」と問う
自分の中では、5年前初めて関東大会に出場した時のメンバーであり
どんな強豪校であっても意地のロングキックを数々決め、人を唸らせた安藤 兄(現日本大学)か
1年生の時から3年間キッカーを任されて、どんな怪我をしていても正確無比なキックを決めてきた
大内 兄(現帝京大学ラグビー部)だろうか
それとも、昨年セブンズ全国大会や関東大会で実績を積んだ原口(現立命館大学ラグビー部)・安藤 弟(現日本大学ラグビー部)なのだろうか
皆、色々な個性を兼ね備えた良い選手たちであった。
しかし、意外にも予想外の答えが返ってきた。
「1番は、前田さんだ」と言う・・・
失礼にも、私は「前田さんなの」と聞き直す。
6年前、たった一人だけになったラグビー部を支えた前田 兄(日本大学卒業)である。
グランドに一人で立ちラグビーボールを高く蹴りあげ自分一人で追う毎日
その姿は、見る人にとって滑稽であったに違いない
しかし、廃部寸前かもしれないラグビー部
数か月後に集まってくる後輩たちを知るはずもなく黙々と只管蹴っていた。
自分一人でも合同チームで戦える。合同チームで代表になれば県代表にだってなれる。
心底ラグビーに魅せられた一人であったに違いない。

彼は、決して大きな身体に恵まれていたわけでもない。
後輩たちに対し面倒見の良い、気持の優しい選手だった。
入部しようか迷う後輩たちの良いところをいっぱい見つけて褒め自信を与えてくれた。
彼が厳しい練習に耐え辞めないから、自分達が辞めるわけにいかないという
後輩たちも沢山いた。
我が子に言わせれば、ロングキックも得意で正確なキックを決められる
当時、栃木でも名をあげられても良い選手だったという。
その頃、ラグビーボールを初めて触り、まだチーム作りが始まったばかりの時代
公式戦では、1回戦で負けてしまい、その勇姿を見せる機会がやってくることはなかった。
私の記憶の中にも、おぼろげな記憶にしかない。
残念なことに、映像で残っているものもなく、その真偽を確かめることは出来無い
もしかしたら、一緒に練習やプレーしたものの良き思い出の残像が
最高の者として思えただけなのかもしれない。
今も思うことは、どんなチームにも私達の知らない未完の大器が潜んでいるに違いないし
相手が強くても弱くても格の違いなどと汚い言葉にせず、最後の最後まで
只管一歩でも前に進む姿を佐野日大ラグビー部の中に見せてほしい。
そして、6年後の今も人数が増えた大所帯になっても
上級生が後輩を大事に面倒をみている姿は変わりない・・・・・
3年生にとって高校生活最後の公式戦、自分達が先輩たちから受け継いだもの・・・
どのような戦いを残してくれるのか
いつまでもどこまでも勝ち続けよう
今日もフィールドに佐野日大ラグビー部の"旗川の風が吹く"



※プライベートモードが設定されています。関係者のみの閲覧となります。
左下”続きを読む”をクリックしていただき、ご確認お願いいたします。
尚、練習画像(携帯電話画像等可)撮られているご父兄の方が おられましたら、
blue7sky@kme.biglobe.ne.jpまで是非ご投稿下さい



これより先はプライベートモードに設定されています。閲覧するには許可ユーザーでログインが必要です。